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小柄で上品な顔立ちに栗色の長い髪〜イメージどおりの千夏

私の想像する千夏は、小柄で華奢な体型。髪は上品な明るいブラウンに染められたロング。そして何よりも笑顔が可愛い、どこかに少女の部分を残した、そんな女性像を描いていた。

 

 

 勿論、それは日々のメールや彼女のプロフィール、そして日記等から私が勝手に作り上げたイメージだ。だが、千夏はそのイメージ通りの女性の様な気がした。

 

 

 

 流線型の新幹線がホームに滑り込んでくる。私は5号車の位置に立ちそれをゆっくりと見守った。

 

 

 

 やがて、圧縮音と共にドアが開き、人が次々と降りてきた。

 

 

(白いカーディガン、白いカーディガン・・・)

 

 

 私は心の中で反芻しながら千夏を探した。

 

 

(いた!)

 

 

 

 私は、白いカーディガン・・・というより上着?をまとった一人の女性を発見した。
その女性もキョロキョロしている。

 

 

 しかし、千夏は30代後半のはずだが、その女性はどう見ても40代後半か50代といった感じだ。それに、スレンダーとは程遠い、がっちりとしたレスラーみたいな体格をしている。そして頭には、白い帽子、まるで高貴なお方が被る様なロイヤルハットを被っている。

 

 

 

 千夏は、裕福そうな生活は日記やメールから感じ取れたが、成金趣味があるのか?顔もジャイ子みたいで、私の趣味からは程遠かった。

 

 

 

 その女性も私に気付いたのか、私の方を見てニコッと笑うとこちらに歩いてきた。

 

 

 

 他に該当しそうな女性はいない。彼女が千夏なのだ。私の脳裡にケイコの悪夢がよみがえった。

 

 

 

 

 

 私は回れ右をした。その場から離れる為に。

 

(早くこの場から逃げなければ)

 

 

 回れ右をして歩みを早めようとした、その時、私は危うく人とぶつかりそうになった。

 

 

「あ、すみま・・・」

 

 と言いかけて、私は目を見張った。私がぶつかりそうになった相手は、小柄の女性で、ピンクのワンピースに白いカーディガンを羽織っていた。

 

 

 

 上品な顔立ちに栗色の長い髪は毛先を綺麗に巻いてあった。

 

 

「あ・・の、ちなちゃん、ですか?」

 

「はい、狸・・さんですね?初めまして〜」

 

 

 

(じゃあ、さっきの高貴なお方は人違いか・・・)

 

 私は、後ろを振り返ってみた。先ほどの高貴なお方は、若い女性とその娘と思われる親子と何やらにこやかに話している。娘と孫だろうか?既に私にとってはどうでも良い事だった。

 

 

 

「あの、ごめんなさい。わたし、間違って5号車ってメールしちゃって。4号車に乗ってたみたいです」

 

「あ、そうなんですね。そうかなと思ってキョロキョロしてたんです」

 

「じゃあ、行きましょうか?」

 

 

 私たちはホームの階段を降り、在来線への改札口を抜けた。

 

 

 千夏は、4時の新幹線で地元の戻らなければならい。私たちに与えられた時間は5時間しかない。

 

 

 その日は、お台場まで移動して昼食をとり、周辺を散策する予定だった。何ともプラン不足ではあったが、いきなりホテルへ連れ込める様な関係ではない。

 

 そもそも、千夏を直ぐにそういう対象として見られなかった。