デリヘル本番 < 出会い系スグ会いたい掲示板

お互いが大切な人

私と千夏は、お互いに気持ちを確かめあう事が出来たが、すんなりと事が運んだ訳ではない。

 

 私は先ず、キャサリンとの関係を清算しなければならなかった。

 

 しかし、単純に『別れよう』の一言で済まされないのが男女の仲だ。美咲の時は自殺未遂の騒動に発展した。

 

 しかも、私の異変に気付いたキャサリンは想定外の行動にでた。

 

 

 千夏へ、私に宛てたメールをわざと誤送信したり、私の愚痴を並べたメールを友達に送るふりをして、そのメールを私に誤送信したりと、陰湿な嫌がらせをするようになった。

 

 

 さらには、サイトの日記で私たちを非難する内容を書いたり、なりふり構わなかった。

 

 

 千夏と気持ちを確かめ合ってから2週間が過ぎていた。私には一刻の猶予もなかった。

 

 

 そして・・・

 

 

キャサリンへ、もう薄々感づいていると思うけど・・・

 

他に好きな人が出来ました。

 

だから、あなたとはこれ以上付き合えません。

 

 

ごめんなさい。

 

 

メールだけで済ませるなんて、卑怯だとは思ったのですが、もう会わない方が良いと思いました。

 

 

お元気で。

 

 

 

 メールを書き終えると、送信ボタンを押した。

 

 

(こんなに簡単に別れを告げられるんだ・・・)

 

 

 少しだけ胸が痛んだ。
直ぐにキャサリンからも返事が届いた。

 

 彼女もこうなることは分かっていたのだろう。あっさりとしたものだった。

 

 

 これで、形式上はキャサリンと清算できた。その報告を今度は千夏にしなければならない。

 

 

 

 私は、キャサリンと別れたこと、そして改めて千夏への想いを込めたメールを送った。

 

 直ぐに千夏からもメールが返ってきた。既にキャサリンからも報告を受けた様で、複雑な気持ちが伝わってきた。

 

 

 

『わたし、ズルいよね』

 

『キャサリンさんに酷い事してしまった』

 

 

 彼女の立場からすれば当然の思いだろう。しかし、私は千夏を選んだのだ。

 

 

 罰は、私だけが受ければ良いと思っていたが、そうはいかなかった。

 

 あっさりと引き下がったと思われたキャサリンだが、やはり共通の友達には事の顛末は報告されていた様で、私と千夏は数名の友達を失う事になった。

 

 しかし、私たちにとって一番大切なのはお互いだった。もう他人の意志などで簡単に壊せないくらい、私たちの気持ちは固く結びついていた。

 

 

 

 季節は初夏から梅雨へと変わっていた。

 

 

 私は、千夏とは決して会えないだろうと思っていた。何せ遠距離恋愛だ。しかもお互いに既婚者のW不倫。二人が簡単に会うには悪条件が揃いすぎていた。

 

 

 付き合い始めた頃はそれでも良いと思っていた。

 

 

 

 しかし、お互いに相手への想いは膨らむ一方だった。