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千夏とのメール

 キャサリンと2回目のデートを済ませた頃、私は千夏と直接メールを交わすようになっていた。

 

 出会い系のサイトではあるが、女性は簡単にプライベートのメールアドレスは教えてくれない。割り切りの様に目的がハッキリしていれば連絡を取るために教えてくれるのだが、そういう目的でない女性は慎重なのだ。だから、メールアドレスを教えてくれるという事は、女性と親しくなる為の第一歩でもあった。

 

 

 千夏の文章力は、日記で良く分かっていたが、それはメールにおいても発揮された。

 

とにかく彼女のメールは表現豊かで、話題にも富んでいる。私は、日記同様にメールでも千夏の虜になってしまった。

 

 

 楽しいメールのやり取りに、私の千夏への恋心は募る一方となり、何時しかキャサリンとのメールよりも千夏のメールを優先する様になっていった。

 

 

 

 サイトでの交流は、文字がメインとなる。その一文一文に男女の思惑は見え隠れする。

 

 私は、千夏への恋慕を隠していたつもりだった。だが、そういう思惑はどんなに隠しても他人に気付かれてしまう。

 

 

 特に、女性は感が鋭い。それはキャサリンも例外ではなかった。

 

 次第に私の態度に疑問を持つようになり、やがてそれは、彼女の『重さ』に拍車をかけることとなった。

 

 

 

 そうなるとキャサリンの想いも他人に見え隠れするようになる。

 

 一番知られたくない私とキャサリンの関係は、一番知って欲しくない相手に疑念を抱かせる事となった。

 

 

 そして、遂に千夏から核心を突くメールが届いた。

 

これまでのメールで千夏の大まかな状況は知っていた。

 

 現在39歳。プロフィールでは新潟が住所になっているが、実際は長岡に住んでいる。専業主婦で小学生の娘が二人、夫と4人暮らし。日記の内容からも幸せそうな家庭の様子が伺えた。彼女自身も裕福な育ちで、親の愛情をたっぷり受けて育ったという印象だった。

 

 

 サイトでの活動は日記が主で、そこで知り合った友達との交流を楽しんでいた。とても異性との出会いを求めているとは思えず、私とメールアドレスの交換をしてくれた時は、驚いて、何かの間違いではないかと思ったくらいだ。

 

 

 その千夏からのメールが、その日はいつもとは違っていた。

 

 

 私とキャサリンが付き合っているのではないかと友達が噂している。確かに二人のやり取りを見ていると親密度を伺わせるものがある。もしそうなら自分はキャサリンの友達だし、今の様に私とメールを続けても良いものだろうか?悩んでいる。そんな内容だった。

 

 

 千夏は、私とキャサリンの関係に薄々気づいている。もし確証を持つような事になれば、きっと私との関係を断とうとするだろう。それは、私にとっては耐えられない事だった。

 

 既に千夏とのメールは私の生活の一部になっていた。今さら千夏がいない生活など考えられない。かといって、千夏と実際に会える訳でもない。何より、千夏は私を単なる友達としか思っていないだろう。

 

 

 現実に付き合っているキャサリンを袖にして千夏に想いを告げたところで、到底報われないだろう。

 

 

 

 メールを読んだ私は頭を抱えた。