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美咲

 練習の為に一つ、その日の雑感を書き、次の日に久美へ向けた日記を書いた。

 

 

 久美との出会い、そして短いながらも彼女と過ごした日々。楽しい思い出になるはずの旅行での別れ。久美に言えなかった感謝の気持ち。私は自分の思いのたけを日記に綴った。

 

 

 

 久美は読んでくれるだろうか?私は彼女が気付いて、読んでくれればそれで良い。そうしたらサイトを辞めてしまおう。そう思っていた。

 

 

 

 ところが、事態は私の思いもよらぬ方向へと動いたのだった。

 

 日記には、ピックアップという制度がある。サイトの運営管理者が気に入った日記を紹介するシステムなのだが、私が書いた久美への日記がその対象になってしまったのだ。

 

 

 

 ピックアップされると閲覧数が大幅に増える。そして、それに呼応するかの様にコメントも多く入る。私の日記にも多くの見知らぬ人からのコメントが寄せられた。

 

 その殆どが日記の内容に共感してくれるものであり、私は何とも言えぬ高揚感を得た。

 

 

 久美がその日記を読んでくれたかは分からない。しかし、そんなことはもう、どうでも良くなっていた。

 

 

 

 私は日記を書き続け、やがて読者も増え、その中の数人と交流を持つようになっていた。

 

 

 

 

 その中の一人に美咲はいた。

 

 

 美咲は、隣街に住む30代半ばの主婦で久美に対する日記に感想をくれた。そこから彼女との交流が始まったのだが、彼女もまた失恋したばかりだった。

 

 

 既婚者が失恋というのも可笑しなものだが、サイトの中では当たり前に見られる光景で、そういった内容の日記もたくさん書かれていた。

 

 

 

 美咲は日記を書いていなかったが、彼女がどういう状態であるかは、メールのやり取りで分かっていた。

 

 美咲は、やはりサイトに登録している同じ街に住む既婚者と仲良くなり、恋人同士の関係になった。その男と暫く付き合っていたのだが、その男は別の女とも付き合っていた。それを知った美咲は、その男を問い詰めた。だが、その男は、美咲をセフレとしか見ていないと言ったのだという。

 

 

 

 美咲はセックスレスに悩んでいた。そのこともありサイトに登録していた。

 

 だが、セックスだけでなく恋愛への願望も強かった。だから、その男とは続けられないと思い別れたのだということだった。

 

 

 失恋した者同士、メールのやり取りを続けるうちに自然と会ってみようかという話しが出てきた頃だった。

 

 

 

 その日、私は職場の懇親会があり、会社の同僚と職場近くの居酒屋で飲んでいた。

 

 

 

 メールの着信があり、確認すると、美咲からのメールだった。