デリヘル本番 < 出会い系スグ会いたい掲示板

激しく交わった後だったが、私たちはその後も何度もお互いを求め合った。

 

 

 ようやく落ち着きを取り戻した頃には、夜もだいぶ更けていた。

 

 

 静寂を取り戻したベッドの上でなお、私たちは裸のままだった。情事の後の酸っぱい臭いが部屋の中に充満していた。

 

 

「もし、妊娠したら彼が責任を取ってくれると期待しているなら、そんなもの夢だと思っておいた方が良いよ」

 

 若い独身の男がサイトで知り合った6才も年上のバツイチの女と真剣に付き合うとは思えなかった。私はごく当たり前の忠告を述べたつもりだったが、久美は別の意味に捉えた様だった。

 

 

「それは、狸さんには関係のないことだから。干渉しないで下さい」

 

 

 そう言うと、ぷいっと私に背を向けてしまった。

 

 私の言葉を、嫉妬から出たものと判断したのだろう。

 

 

 

 結局、その後も私は一睡もできないまま朝を迎えた。

 

 

 

 

 翌日、ディズニーランドで遊んで帰る予定だった。だが、朝食を済ませて部屋に戻ると、久美は帰りたいと言い出した。私も同意見だったので、身支度を済ませるとそのまま帰路に着いた。

 

帰りの車中は、不穏な空気に満ちており、その中で私たちの今後の事に話しが及んだ。

 

 

 久美は、もう私とは別れたいと言い出した。私にも異論はない。そう話は纏まった。

 

 

 

 楽しい思い出を作るはずだった旅行。それがこんな沈んだ気持の帰り道になるとは、久美のアパートが近づくにつれ、悲しみが実感となって私を襲った。

 

 

 

 

 通い慣れた道、アパートの前に車を止め、そこで久美を下した。

 

 

「さようなら」

 

 絞り出すように、それだけ言うのがやっとだった。

 

 

「今までありがとう」

 

 そう言って久美はアパートの方へ歩いて行った。

 

 

 

 私は車をゆっくりと走らせた。大通りへ出る手前、一旦停止しバックミラーで久美が見えないか確認したが、映っているのは無人の道路だけだった。

 

 

 

 左右を確認し、大通りへ出ると自分の寮へと車を向けた。

 

 

 

 久美と一緒に聞いた音楽が流れる。

 

 

 

(あっけない終わり方だったな・・・)

 

 

 

 情けないことに、涙が溢れ出した。